
水を飲んでも太る、空気を吸っても体重増える。
そんな言葉を耳にしたことはありませんか?
実際にはそんなことはあり得ないのですが、どんどん増えていく体重計の数値を見て
『何をやっても増え続ける。』
『体重増加が止まらなくて怖い』
という絶望感に襲われた経験はないでしょうか。
食事や運動を頑張っているのに、思ったように体重が減らない、むしろ増えてしまったら
原因がわからず思い悩んでしまうかもしれません。
努力が報われなかったら悲しいのは普通の事。
もうどうでもいい!なんて投げ出す前に一呼吸置いてみましょう。
もしかしたら原因は意外なところにあるかもしれません。
体重増加の原因として考えられること
ホルモンバランスの変化
ホルモンバランスが崩れると様々な不調を引き起こします。特に女性は月に一回生理があるのでホルモンバランスが崩れるとメンタル面・自律神経に影響が出ます。主にPMS(月経前症候群)は生理前に心身の不調が現れる一般的な状態の事で、むくみ、水分の増加として体重の数値に現れることがあります。
ストレス状態が続いている
ホルモンバランスの変化の原因の元を辿ると、根本にあるのがストレス。
『ストレスは誰にでもあるもの。全部を無くすなんて無理。』
生きている限りストレスからは縁を切ることはできません。社会に出ると避けて通れないのが現実。しかし単にストレスを受けるのが問題なのではなく、
ストレスを受けている状態が長く続くこと=緊張状態が長く続くことに問題が出てきます。
頑張る人ほど陥りやすい「警備員モード」
「ダイエットするなら目標に向かってきちんと頑張りたい。」
「カロリーは必ず一日1500キロカロリーまで。」
「今日は運動をしっかりしたい。」
「ジムに通って筋肉をつけたい。」
どれも素晴らしい目標です。
ダイエットをしっかり取り組もうとしている人は日常的にもしっかりしている人が多いです。
責任感がある
努力家
完璧主義
どれも信頼できるしっかりした人のイメージです。
しかし
考え過ぎてしまい一日中何か考えている
未来を想像しすぎて先回りして警戒する
経験することに意味を持たせたい、結果を出さなきゃ
ダイエット中なんだから充実した休日を送らなければいけない
努力が足りない
最悪な結果を予測して行動する……
上記に挙げた性格の人の多くが感じる事ではないでしょうか?
これは
常に警備員モード、常に戦闘モードになっているんです。
警備員モード(常に守る為に備えている)、戦闘モード(常に行動を起こそうとしている)になると体にも影響が出てコルチゾールというホルモンが分泌されます。
コルチゾールが出続けるとどうなるのか
コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるホルモンでストレス対応や代謝調整に欠かせないもので、本来危険から身を守る為に出るホルモンです。
ただ、体が慢性的に緊張状態、ストレス状態であることで慢性的に高い状態が続くと良くない影響が出ます。
1 太りやすくなる
血糖値が上がりやすい。インスリンが多く出る。内臓脂肪がつきすい。
2 むくみやすい
体に水分を溜め込む作用がある。
3 筋肉が減りやすい
コルチゾールはエネルギーを作るために筋肉を分解する方向に働くことがある。
4 免疫低下
疲れが抜けにくい 風邪をひきやすい。
5 女性ホルモンの乱れ
生理前の不調が強くなることがある。
このような影響が体に現れることがあります。
体が太ろうとしているのではなく「守ろうとしている」
コルチゾールが高い状態が続く→むくみ、過食、睡眠の質の低下、脂肪を溜め込みやすい
体も頭もフル回転で緊張状態。常に警戒しているから体も万が一に備えて溜め込んでしまうし、ゆっくり寝ようと思っても緊張状態の体はなかなかリラックスできずに睡眠の質も低下。
頑張ろう、絶対に成功させる、という素晴らしい気持ちの表れが自分の成功を引っ張る足かせになるなんて悲しい仕組みです。
でもしっかり心と体の声を聞くのは大切。
まずはコルチゾールとうまく付き合う術を学んでいきましょう。

体重に感情が乗った時こそ立ち止まるサイン
大事なのはコルチゾールは悪者ではない、ということ。
朝に高くなって目を覚ましてくれて夜に自然に下がっていきます。また危険な時に体を守る反応をしてくれる大事なホルモンです。
高い数値が続くとダイエットをしている人にとってよくない反応が現れてしまうので、正常な働きをしてもらうために気を付けたいことがあります。
・脳を休める
・情報を減らす
・完璧じゃなくても許す
・生活リズムを整える
・寝不足を作らない
・血糖値の乱高下を避ける
ダイエットをしていると無意識に自分を追い込んでしまい、責めてしまいます。
体重の増減に感情が乗ってきたら(また増えた、もう嫌だ!こんなに頑張っているのにおかしい)気付いて欲しいタイミング。
体重はただの数値、天気予報みたいなものです。
体重の増減を受け流せず、心が乱れ始めたら立ち止まりましょう。
水を飲んでも太ると感じた時に思い出してほしいこと
水を飲んでも太る、何をしても体重が増える。
そんな時、私たちはつい「もっと頑張らなきゃ」「努力が足りない」と自分を追い込んでしまいます。
でも、体重が増える原因は脂肪だけではありません。
ホルモンバランスの変化やストレスによって、体が守りに入り、水分やエネルギーを溜め込んでいるだけのことも多いのです。
特に、責任感が強く真面目で頑張り屋さんほど、無意識のうちに常に緊張状態になりやすく、コルチゾールが高い状態が続いてしまいます。
体は「危険から守ろう」と必死に働いてくれているだけ。
体重の増減に感情が大きく揺れ始めた時は、
「今は頑張るタイミングではなく、休ませるタイミングかもしれない」
そう立ち止まってみてください。
体重はただの数値。
天気のように変わるものです。
深呼吸をして、今ここは安全だと体に伝えてあげること。
完璧を目指すより、少し力を抜くこと。
体が安心できた時、無理に痩せさせようとしなくても、自然と整い始めます。
ダイエットは戦うものではなく、体と味方になること。
今日からは、数字よりも自分の心と体の声に、少しだけ耳を傾けてみてください。

コメント